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こんにちは!フリーランスエンジニアのMacchiです。
私は、30代未経験から2020年7月~CodeCamp(コードキャンプ)Webマスターコースを受講、PHPを学習し、いまではプログラミングで月30万稼げるまでになりました。
この記事にたどり着いたあなたは、
PHPってなにができるの?
PHPを学習するか悩んでいるけど、本当に必要なの?
こんな風に考えているのではないでしょうか?
HTML/CSS/JavaScriptを学んだあと、WebサイトやWebサービスを開発しようと思ったら、サーバーサイド言語の知識が必要となります。
もちろん、「静的ページ」と言われる、常に同じ画面を表示するだけのWebページであれば、サーバーサイド言語は必要ありません。
しかし、WebサイトやWebサービスは、ユーザーによって表示するページを変化させたり、ユーザーとデータをやりとりするなど、「動的ページ」によって構成されていることがほとんどです。PHPを学ぶことで、動的ページを操り、実際に世の中にあるWebサービスのような機能を開発していくことができます。
今回は、完全未経験からPHPを学んでフリーランスとして稼げるようになった僕が、PHPでできることを10選まとめてご紹介します。
※一部、PHPに限らず、サーバーサイド言語(Python,Ruby,Perlなど)で作ることができる機能も含まれます。
この記事で分かること
- PHPで何ができるのか
- PHPで作られているサービス
- PHPでできないこと
Contents
PHPでできること10選
PHPは、WebサイトやWebサービスにおけるさまざまな機能を作ることが可能なプログラミング言語です。
PHPでできることを一覧にまとめました。
PHPでできること一覧
- お問い合わせフォームを作る
- 会員機能・ログイン機能を作る
- 検索機能を作る
- WordPressによるWebサイト制作
- SNSサービスを作る
- ECサイトを作る
- 予約サイトを作る
- グループウェアを作る
- API連携
- バッチ処理
ひとつずつ、わかりやすく解説していきます。
お問い合わせフォームを作る
「お問い合わせフォーム」はPHPで作ることができます。
企業や個人のホームページやLPには必ずあるのが「お問い合わせフォーム」です。お客様からの相談や申し込みを受け付けるための、必要不可欠な機能です。
お問い合わせフォームに必要な機能は、
- 入力データの送受信
- 正表現によるバリデーション
機能の実装自体はそこまで難しくありませんので、初学者の方でもすぐに簡単なお問い合わせフォームを作ることができるようになるでしょう。「正規表現」というものを使用した、バリデーション(入力した文字がきちんと入力されているかを判定)の実装など、学習していく上でも良い学習素材になります。
「きちんとしたお問い合わせフォームがつくれる」ことへのニーズも高く、Webサイト制作の際には大活躍してくれます。
お問い合わせフォームはWeb制作分野でも頻出の機能です!
会員機能・ログイン機能を作る
「会員登録・ログイン機能」はPHPで作ることができます。
Webサービスを利用するとき、会員登録やログインを求められることがあります。氏名やメールアドレス、パスワードを登録し、アカウントを作成したり、ログイン・ログアウトをすることで会員かどうかを判別し、ページを出し分けたりします。
必要となる機能は、以下のような機能です。
- アカウントの作成機能
- パスワードの保存・リセット機能
- ログイン・ログアウト機能
何らかのWebサービスを作ろうとすると、ログイン機能はほぼ必須の機能です。会員機能・ログイン機能の実装にはCookie(クッキー)Session(セッション)の概念、データベースとの連携などの知識が必要となってきます。
個人情報を扱う部分のため、セキュリティにも気をつけて開発を進める必要がありますね。
検索機能を作る
「検索機能」もPHPで作ることができます。
GoogleやYahooの検索をイメージしてもらえばわかりやすいですが、それ以外にもWebサイト内の検索や、ショッピングモール内での検索など、検索機能が活躍する場所はたくさんあります。
- 検索されたワードを含むデータをデータベース内で検索
- 一覧にして表示
検索機能ではデータベースを操作して、データベースからデータを取得し、一覧で表示することが必要です。そのため、SQL文を使ってデータベースを操作するスキルを習得する必要があります。
GET送信、POST送信といった概念もよく押さえておく必要がありますね。
WordPress(ワードプレス)によるWebサイト制作
「WordPress(ワードプレス)」は、PHPで作られています。
WordPressというのは、世界最大シェアのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。世界のWebサイトの約40%はWordPressで作られていると言われています。
WordPressでWebサイトを作る際には、PHPの知識が必須になります。細かなカスタマイズしたり、WordPressのオリジナルテーマを制作したり、プラグインを自作するといったことも、PHPを使えば可能です。
WordPressはWeb制作分野でも大いに活躍するので、Web制作を副業にしたい人や、Web制作会社へフロントエンドエンジニアとして転職を目指す場合にも、学習しておいて損はないでしょう。
WordPressが扱えれば、Web制作での守備範囲が格段に広がります。Web制作の副業でも役に立ちます。
SNSを作る
あなたもよく使っている「Twitter」や「Facebook」にようなSNSは、PHPで作ることができます。
SNSには一般的には下記のような機能がある場合が多いですが、こんな機能もPHPで作ることが可能です。
- 会員機能・ログイン機能
- 掲示板・投稿の作成
- フォロー機能・お気に入り登録機能
- メッセージ機能
投稿を作成して発信する、投稿にコメントをつける、といったことも基本的にはPHPでデータベースを操作して行います。
自分だけのオリジナルSNSの制作にもチャレンジするのも面白いですね。
ECサイトを作る
いわゆるショッピングサイトであるECサイトもPHPで作ることができます。
ECサイトには主に以下のような機能が必要です。
- 商品をカートに追加・削除
- 在庫管理機能
- 決済機能
商品が購入されると在庫が減ったり、カートから削除されると在庫が戻ったりといったことをデータベースの操作で行うことができます。また、ログイン状態での操作をCookie(クッキー)Session(セッション)に保存することも必要になってきます。
ECサイト専用CMSとして有名な「EC-CUBE」はPHPで作られていますよ。
予約サイトを作る
予約サイトも、PHPで作ることができます。
予約サイトとは、ホテルや飲食店、レンタカーなど、サービスを利用する前にあらかじめ予約できるシステムを搭載したWebサイトです。最近では病院や美容室などでも導入されるケースが増えています。
予約システムは電話対応にかかる人的・時間的コストを削減するために、非常に有効な機能ですよね。
予約サイトの機能としては、
- 日付、時間の空き状況を取得・表示
- ユーザーが日時を指定して予約できる
- 確認メールの送付
こういった機能をPHPで実装することが可能です。
グループウェアを作る
グループウェアもPHPで作ることができます。
グループウェアとは、企業のスケジュール管理システムのことです。
グループウェアに必要な機能は、
- カレンダーを取得・表示
- カレンダーへ予定追加・編集・削除
- 従業員のタイムカード機能
こういった機能もPHPで作ることができます。
API連携
PHPを使えば「API連携」も可能です。
「API」とは、他のサービスが提供している機能のことをいいます。
例えば、
- インスタグラムの投稿フィードを表示
- Twitterのつぶやきを埋め込む
- Facebookアカウントでログイン
このような機能を、APIを使えば実装が可能です。
各サービスから提供されているAPIはPHPに対応していることが多いため、PHPを学習すれば、APIを活用してWebサイトを制作することが可能になります。
バッチ処理
PHPを使ってバッチ処理を行うことが可能です。
「バッチ処理」とは、いわゆる一括処理のことで、データがある程度の量まで溜まった段階で、一括で処理を走らせることをいいます。処理をその都度処理をしていたのでは効率が悪いので、まとめて処理をすることで効率を上げることができます。
PHPでプログラミングをすることで、バッチ処理を行うことができます。初心者のうちはあまりイメージが沸かないかもしれませんが、バックエンドエンジニアになれば触れる機会があるかもしれません。
PHPではできないこと
ここまでで、PHPで様々なことができることがわかりました。
PHPでできないことってないの??
こんな疑問が聞こえてきそうです。ここからは、PHPではできないこと、やりにくいことを解説します。
PHPでできないこと
- 機械学習・AI
- スマホ向けアプリ開発
- Webデザイン・UI/UX開発
機械学習・AI
まず、機械学習・AI技術にはPHPは向いていません。PHPはそもそも機械学習向けには設計されていないからです。
機械学習・AI技術を学んでいきたい人には、『Python』が向いています。
「Pythonでできること」に興味がある人はこちらの記事をどうぞ。
スマホ向けアプリ開発
スマホ向けアプリの開発には、PHPは向いていません。
アプリ開発自体、JavaやSwiftに依存してる場合が多く、PHPでは対応できないケースがあります。
スマホ向けアプリであるiOSアプリやAndroidアプリを開発する場合、Java・Swiftを選択するのがおすすめです。
【「テックアカデミーJavaコース」の受講体験談はこちら】
Webデザイン・UI/UX開発
PHPは「サーバーサイド言語」ですので、ブラウザ側の処理を行うことができません。
なので、ユーザーに目に見える部分のデザインや、UI/UXを開発するのに向きません。
Webデザイン・UI/UX開発をメインに学習していきたい人は、HTML/CSS/JavaScriptを学ぶ必要があります。
【Webデザイン・フロントエンドエンジニアを目指す人におすすめのスクールはこちら】
PHPが使われているサービス
PHPが使われている有名なWebサービスには以下のようなものがあります。
ポイント
- ぐるなび
- ココナラ
- Slack
誰もが知っている有名なWebサービスが並んでいますね。
PHPがいかに世界で使われているプログラミング言語かがわかります。
PHPでできること10選!PHPで作れる機能やサービスをわかりやすく解説します|まとめ
PHPを学ぶと、WebサイトやWebサービスのさまざまな機能を作ることができることがわかりましたね。
また、世界的にも多くのWebサイト、Webサービスで使われているので、PHPを操れるようになれば、エンジニアとしての市場価値は大きく上がるはずです。Web開発、Web制作どちらに進むとしても、学んでおいて損はないプログラミング言語と言えますね。
プログラミングを学習してHTML/CSS/JavaScriptを学習し終えたら、ぜひPHPの学習にチャレンジしてみてください。
【PHPが学べるオススメのプログラミングスクールはこちら】